けせんぬまのくもたきとおおぐも
気仙沼の蜘蛛滝と大蜘蛛
国内
未確認生物
- どんな話か
- 田束山のクモ滝に棲む大蜘蛛が糸を人の足や切り株に巻き付け、滝壺へ引き込もうとしたという地名由来。
- 細部
- 田束山にあるクモ滝には大きな蜘蛛が棲んでいるとされる。ある人が滝を訪れたところ、滝の中から蜘蛛が現れて足に糸を巻き付けてきたため、とっさに近くの木へその糸を掛け直しておくと、今度は木の方が滝壺へと引きずり込まれてしまった。同じように、樵が脱いでおいた着物を蜘蛛に引っ張っていかれたという話や、蓬を採りに来た女性が切り株を枕にうたた寝をしていたところ、「エンヤ、エンヤ」という声にふと目を覚ますと、一匹の蜘蛛が糸をかけてその切り株ごと引きずろうとしている最中だったという話も伝わる。滝の名そのものが、この蜘蛛の存在にちなんでクモ滝と呼ばれている。
- 広まり方
- 1982年刊『小泉の民俗―宮城県本吉郡旧小泉村―』所収、東洋大学民俗研究会の口承文芸調査に記録がある。
- 地域
- 宮城県気仙沼市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ