いずしのじょろうぐもとたきつぼのくわかぶ
伊豆市の女郎蜘蛛と滝壷の桑株
国内
未確認生物
- どんな話か
- 滝のそばで女郎蜘蛛に糸をかけられた青年が桑株に移し替えると、株ごと滝壷に引き込まれた話。
- 細部
- 伊豆市の滝のほとりで、ある青年が休んでいたところ、女郎蜘蛛が姿を見せて糸を巻きつけてきたという。青年はとっさにその糸をほどき、そばにあった桑の切り株へと移し替えたところ、まもなく切り株ごと引き抜かれて滝壷へと引き込まれていった。似た話は浄連の滝にも伝わっており、休んでいた農夫が同様に糸をかけられ、切り株に移し替えて難を逃れたという。後年その農夫の跡継ぎが滝壷に斧を落とした際には、美女の姿をした女郎蜘蛛の精が拾って返してくれたが、このことを口外した途端に命を落としたとも語られている。
- 広まり方
- 1934年の『旅と伝説』誌所収、納富重雄「浄蓮の瀧に絡まる伝説」、および1990年の『あしなか』誌所収、斉藤慎一郎「蜘蛛の妖怪ばなし」に記録がある。
- 地域
- 静岡県伊豆市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ