ひだのきをふちへひくおおぐも
飛騨の木を淵へ引く大蜘蛛
国内
未確認生物
- どんな話か
- 釣り人の頭に大きな蜘蛛が糸をかけて引き込もうとしたが、釣り人がとっさに糸を木に付け替えると、木ごと淵に引きずり込まれたという。
- 細部
- 神岡町のある淵で釣りをしていた男の頭に、ふと気づくと大きな蜘蛛が糸をかけていた。蜘蛛は男を淵の中へ引き込もうとしていたらしく、糸には強い力がかかっていたという。とっさに危険を察した男は、自分の頭にかかった糸をそっと外し、代わりに傍らに立つ木の幹に結び付けた。すると次の瞬間、その木がまるごと淵の中へ引きずり込まれてしまったという。淵に潜む蜘蛛の怪力を人が機転で切り抜けた話として伝わっている。
- 広まり方
- 1936年の『ひだびと』掲載、柴迺老人「高原の伝説(六)」に記録されている。
- 地域
- 岐阜県飛騨市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ