くまのたたり
熊のたたり
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 吹雪の子を助けた熊を、居場所を聞き出して仕留めた猟師の家が絶えたという因果話。
- 細部
- 吹雪の中で道を見失った子供を、一頭の熊が助けた。子は無事に里へ戻ったが、猟師がその子から熊の穴の在処を強引に聞き出し、獲物として仕留めてしまう。ほどなく猟師の家には不幸が相次ぎ、ついに家そのものが絶えたと語られる。恩を受けた側の証言が、恩を返すどころか熊の死を招く道具になっている点にこの話の骨がある。猟師の腕前や獲物の大きさではなく、助けた獣を裏切ったことの報いが結末として置かれている。
- 広まり方
- 1982年刊『上田盆地』所収、宮下博一による東部町付近の民話と伝説の報告に記録がある。
- 地域
- 長野県東御市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ