くまのごんげん
熊野権現
国内
未確認生物
- どんな話か
- 清水に姿を映した男に恋をして衰弱していく娘を心配した両親が熊野権現に祈願し、大蛇の顛末が明かされたという話。
- 細部
- 林の中の清水に自分の顔を映していた娘が、そこに映る男の姿に恋をして次第にやせ衰えていった。心配した両親が熊野権現に祈願し、別の清水の前で事の次第を語ると、たちまち雷鳴がとどろき地面が震動する恐ろしい光景が現れた。やがて空が晴れると、20丈にも及ぶ雌雄の大蛇がもつれ合うようにして息絶えていたという。娘に恋をした雄の蛇に、それを知った雌の蛇が嫉妬して激しい闘争になり、両者ともに倒れてしまったのだという顛末が、熊野権現への祈願を通して明らかにされる構成になっている。
- 広まり方
- 1938年の『旅と伝説』掲載、藤原相之助「ウンナン神につき」に記録がある。
- 地域
- 岩手県花巻市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ