うすきのかいじんのつかいくじらのくよう
臼杵の海神の使い鯨の供養
国内
未確認生物
- どんな話か
- 明治十九年、漁師が引き上げた死んだ鯨を海神の使いとして、骨とともに一文銭を納めて丁重に埋葬したという話。
- 細部
- 明治十九年、漁師たちが海から引き上げた鯨は、すでに息絶えていたという。鯨は海の神の使いであると信じられていたことから、粗略には扱われず、その骨とともに一文銭を添えて手厚く埋葬されたと伝えられている。海の恵みをもたらす存在として鯨を敬い、死してなお供養を尽くす漁村の信仰のありようが、この埋葬の作法からうかがえる事例である。
- 広まり方
- 1996年の『日本常民文化紀要』所収、松崎憲三「寄り鯨の処置をめぐって―動植物の供養―」に記録がある。
- 地域
- 大分県臼杵市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ