ゆめまくらにたつこもちくじら
夢枕に立つ子持ち鯨
国内
未確認生物
- どんな話か
- 出産を控えた鯨が女の姿で住職の夢枕に立ち見逃しを願うが、捕獲されて疫病が広がったという話。
- 細部
- 紀北町海山町白浦の寺の住職の夢枕に、龍神に仕える鯨だという女が現れ「出産の場を探して明日この沖を通るので見逃してほしい」と哀願したと伝わる。しかし不漁続きだった漁師たちはその子持ち鯨を仕留めてしまい、以後悪疫が広がったため祟りと考えられ、供養塔が建てられた。寺の過去帳には当時二人の子供が死亡した記録も残るという。三重県内の腹子持鯨菩提塔もこの祟りへの供養として建立されたと伝えられる。
- 広まり方
- 松崎憲三による1996年の論文「寄り鯨の処置をめぐって-動植物の供養-」(『日本常民文化紀要』)と1999年の「鯨鯢供養の地域的展開」(同誌)に、合わせて4件記されている。
- 地域
- 三重県紀北町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ