都市伝説データベースのトップへ

噂の出所をたどる

都市伝説データベース

国内と国外に分けて引ける非公式アーカイブ/urban-legend.1llum1n4t1.org

件のイメージ挿絵
この挿絵は当サイトが項目ごとに用意したイメージ画像です。写真や原典の図版ではありません。

くだん

国内 未確認生物
どんな話か
牛の体に人の顔を持つ姿で生まれ、豊作や疫病の流行などを予言した直後に息絶えるとされる妖怪。その姿を描いた絵を飾ると疫病よけになるとも言われた。
細部
「件」は人と牛を表す要素を組み合わせた字で、人の顔と牛の体を持つ姿を示す。江戸後期の文献や瓦版には、生まれて間もなく予言を残して死んだ牛の怪異として記録があり、天保7年(1836年)には丹後国与謝郡の倉橋山に現れ、数年間の豊作を告げ、絵を家に貼れば繁盛と厄よけになると伝えた。地方には「くたべ」など別名の類話もあり、長髪の女性や老人の顔など姿も異なる。
広まり方
太平洋戦争中から戦後にかけて、「件が終戦を予言した」「三日以内に小豆飯を食べれば空襲に遭わない」といった噂が各地で語られ、ブラジルの日系移民社会にも類話が伝わったとされる。社会不安が高まる中で予言獣の噂が自然発生的に広まる典型例であり、アマビエなど他の予言獣ブームとも構造を共有している。
地域
西日本各地(丹後国・房州など諸説)
年代
江戸時代
検証状況
伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。

← 19417 件の一覧へ戻る