しずおかしのきんぴんはこぶくだぎつね
静岡市の金品運ぶ管狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 体長7,8寸ほどの管狐は白赤黒の毛色で猫に似た姿とされ、伏見稲荷から譲り受け値によって金品を運ぶ力が違うといわれた。
- 細部
- 静岡市清水区の両河内村に伝わる管狐は、体長7、8寸ほど、胴回り4寸、尾の長さも4寸ほどの小さな生き物で、いたずらをすると人に憑くとされていた。毛色は白、赤、黒があり、大きさは鼠より少し大きい程度で、姿形は猫に似ているという。稲荷を信心する人は伏見稲荷から管狐を分けてもらうものとされ、値の高い10円ほどのものであれば外から金品を運んできてくれるが、3、4円ほどの安いものは数が増えるばかりで何も持ち帰らないのだという。数が増えすぎると飼い主は餌をやりきれなくなり、近所から勝手に食べ物を調達してくるようになるため、管狐を飼っている家とは縁組を避けるべきだとされていたという。
- 広まり方
- 1955年の『民俗採訪』に載った國學院大學民俗学研究会「静岡県庵原郡両河内村」に記録がある。
- 地域
- 静岡県静岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ