いいじまのくだぎつねがまねいたむらのやまい
飯島のくだ狐が招いた村の病
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 嘉永元年に本郷村で原因不明の病が広がり、一軒の家から放たれたくだ狐の仕業とされた騒動。
- 細部
- 嘉永元年の秋口から、村では説明のつかない病人が次々に出た。祈祷を行った者によれば、病んだ者はある一軒から来たくだ狐だと口走ったという。その家では前年の暮れに親子が床につき、日蓮宗の僧による祈祷で快復して以来、熱心にその宗派を信じるようになっていた。村は総出で狐を追い払う祈祷を営んだが病は収まらず、非難の矛先は当の家へ向かう。信仰をやめないことが災いの元だと決めつけて説得したものの話は進まず、最後は村じゅうで費用を出し合い、京都の吉田家へくだ封じの祈祷を依頼するに至った。
- 広まり方
- 2002年の『伊那』所収、桃澤匡行「本郷村のくだ狐騒動」に伝わる。
- 地域
- 長野県飯島町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ