いいだのあぶらあげをほしがるくだぎつね
飯田の油揚げを欲しがる管狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 憑かれると油揚げを欲しがり犬を恐れ、三峯の御犬を借りて落としたという憑き物である。
- 細部
- この狐が取りつくと、当人は油揚げをしきりに欲しがり、目尻がつり上がって獣めいた顔つきになったという。犬の姿にひどく怯えるのも特徴で、寝床に獣の毛が落ちていることさえあり、本人は自分こそ狐だと思い込んでいた。落とすには三峯様の御犬を借り受けるか、当人に気取られないよう三峯神社へ出向いて祈祷を頼む。憑かれた側に知られると効かないとされた点に、憑き物を相手取る作法の細かさがうかがえる。
- 広まり方
- 1988年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 仕事と行事』の共同祈願、つきものの項に記録がある。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ