くだぎつね
クダギツネ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 市に出た易者が使うクダギツネは伏見稲荷から授かる管の中の狐霊で、放っておくと殖え遠方まで情報を集めてくるという。
- 細部
- 市の立つ日に姿を見せる易者の中には、クダギツネと呼ばれる使い狐を操る者がいたという。この狐は伏見稲荷から授けられるとされ、指ほどの太さの細い管の中に住まわせておく。授かってから二、三年ほどは持ち主の思うままに使えるのだが、やがて管の真ん中を仕切っている部分を外してくれとせがまれるようになる。仕切りを取り除いてしまうと、管の中には雄と雌がそろっているために急に数が増えてしまうのだという。何かを知りたいと念じれば、このクダギツネはどれほど遠方であっても出向いて行き、一匹ずつが調べてきた事柄を入れ替わり立ち替わり戻って報告するとされている。
- 広まり方
- 1942年の『民間伝承』に掲載された伊藤正之助「クダギツネの話」(布袋町村瀬德次郎氏談)に記録がある。
- 地域
- 愛知県一宮市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ