ふじよしだのくだぎつねがまねくふこう
富士吉田のクダ狐が招く不幸
国内
未確認生物
- どんな話か
- 年寄りが飼うクダ狐に見込まれた男が不幸になり、憑かれた家では二階が揺れる怪異も起きたという。
- 細部
- 富士吉田市向原に伝わる話。仲の良かった年配の女性と男との間柄が壊れると、女性は拝んでクダ狐をその男に「たけた」(取り憑かせた)といい、男はそれから何をしても上手くいかない不如意な暮らしに陥ったとされる。次に狙われた者は病を得て亡くなる際、生前に「どこそこの家へ行って驚かしてきた」と語ったといい、実際にその家の2階がガタガタと音を立てて揺れたという出来事が明治34・5年ごろにあったと伝わる。ほかにも、ある家で飼っていた蚕がひとりでにいなくなることがあり、それはクダ狐に食べられたためだと語られている。
- 広まり方
- 1984年刊『向原の民俗(下)』の「口承文芸 世間話」に、都留文科大学民俗学研究会が採録した。
- 地域
- 山梨県富士吉田市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ