くだ
くだ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大きな鼠とも小さな狐ともいう獣で、飼えば富み、増えすぎれば家を傾けるとされた。
- 細部
- くだ、あるいはくだ狐と呼ばれる小さな獣は、姿を尋ねると大ぶりの鼠のようだとも、小型の狐のようだとも答えが返る。これを飼っている家は財を成すと噂され、実際に金持ちになったと語られる家があった。呼び寄せるには、炊きたての飯を入れた櫃の縁をしゃもじで打てばよいという。養蚕を営む家に憑けば繭を運び入れて資産家にしてくれるが、恵みは長くは続かない。数が殖えすぎると互いに食い合いを始め、その家は逆に落ちぶれたり病人を出したりする。そうなったときは祈祷を生業とする者に頼み、くだを封じてもらうほかなかった。
- 広まり方
- 2002年の『伊那』所収、桃澤匡行「本郷村のくだ狐騒動」に二件が記録されている。
- 地域
- 長野県飯島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ