くちよりべんをだすやまい
口より便を出す病
国内
未確認生物
- どんな話か
- 元禄初年、口から便を出す病にかかった子に葱の白根を煎じて飲ませたところ、ひと月ほどで蛇のような虫を下して治ったという。
- 細部
- 元禄の初め頃のこと、口から大便を出してしまうという奇妙な病にかかった子供がいたという。あらゆる薬を試し、神仏にも祈願してみたが、一向に効き目が現れなかった。ところが、葱の白い根の部分を煎じて飲ませる方法を試したところ、しばらく経ったのちに、蛇のような姿をした虫を体外へ下すことに成功し、それとともに病はすっかり治ってしまったのだという。得体の知れない病の原因が、体内に潜んでいた虫にあったことをうかがわせる話である。
- 広まり方
- 1976年刊『日本随筆大成第一期』に収められた日尾荊山「燕居雑話」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ