くぶしっくり
クブシックリ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夕暮れにくぶしの木の下を通った子供の顔へ、貼り付いてくるとされた道の怪。
- 細部
- 道端に生えるくぶしの木には、日の落ちかかる時分に近づいてはならないとされた。その下を子供が通り抜けようとすると、何かが顔面に貼り付いてくるという。木の名をそのまま冠した呼び方で、特定の樹木と時刻を結び付けて子供の行動を制する働きを持っていた。県史では道に現れるものを列挙した項に収められており、具体的な姿の説明はないが、顔に取り付くという一点だけが鮮明に語り継がれている点が印象に残る。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の俗信、道に出る妖怪の項による。
- 地域
- 長野県伊那市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ