くびつりかみさん
クビツリ神さん
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 首を吊ろうとする人はクビツリ神サンに誘われるとされ、木の枝で笑いながら繰り返す様子を見るうち自分も真似てしまうという。
- 細部
- 首を吊って命を絶とうとする者は、クビツリ神サンと呼ばれる存在に誘われているのだとこの地域では語られている。この神サンは当人にしか姿が見えないとされ、見た目はごく普通の人と変わらない恰好をしている。木の枝に縄をかけて輪をこしらえ、そこに自分の首を入れてはこちらを振り向いてにこりと笑ってみせる、という仕草を何度も楽しげに繰り返す。それを見ているうちに、いつの間にか自分も同じように首を吊ってしまうのだという。人知れず心を絡め取られていく過程を語った、命にかかわる言い伝えである。
- 広まり方
- 『四国民俗』1985年掲載、水野一典「死に誘われる話―香川県綾上町の聞書から―」に記録されている。
- 地域
- 香川県綾川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ