とうおんのよみちをいくくびなしうまのいったい
東温の夜道を行く首なし馬の一隊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜道に首のない馬の一隊が現れ、見た者は熱を病んだ。討たれた武将の霊として地蔵や堂に祀られた。
- 細部
- この地方の各所で首のない馬が出るといわれ、目にした者は高熱を発して寝込んだ。ある年、老いた神主が夜道を歩いているとシャンシャンと音が近づき、首なし馬にまたがった武士の一団が過ぎていった。のちにその霊を慰めるため石地蔵が据えられている。別の古老は夜更けにコツコツという足音とともに現れた一隊が人くさいと騒ぐのに出くわしたが、大般若の祈祷札を持っていたおかげで難を逃れた。吉川城の城主やイワガラ城主にまつわる話もあり、血まみれの武将に会った男が三日三晩苦しんだ、城主の通り道にあたる垣根が直しても壊れ続けたなどと語られ、いずれも堂や墓を建てて祀ることで収められている。
- 広まり方
- 1978年の『伊予の民俗』所収の森正史「民俗点描(愛媛県温泉郡重信町)」、1985年の同誌所収の秋田忠俊「概説「愛媛の民話」(2)」および森本真澄「タカタカ坊主とお山女郎など」に記録がある。
- 地域
- 愛媛県東温市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ