おおずのたなばたにはしるくびなしうま
大洲の七夕に走る首なし馬
国内
未確認生物
- どんな話か
- 戦で城主が討たれた翌日にあたる日、首のない馬が寺へ向かって駆けると伝わる。
- 細部
- 天正十三年の七月六日、祖母井城を守っていた之照が、菅田宇津城の大野安芸守直光の攻撃を受けて討ち死にしたという。その一件から後、命日の翌日にあたる七月七日になると、和田の方角から春賀の東門寺へ向けて首のない馬が走り抜けるようになったと語り継がれている。寺の側ではこれに応じて、六日の夜から七日にかけて本堂の扉をわずかに開けたままにしておく習わしが生まれた。怪異を追い払うのではなく、通り道を塞がないよう迎え入れる形で扱っている点が特徴である。
- 広まり方
- 1984年刊の『愛媛県史』第十章第一節、秋田忠俊による愛媛の伝説に収められている。
- 地域
- 愛媛県大洲市
- 年代
- 安土桃山時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ