まつやましのよみちをはしるくびなしうま
松山市の夜道を走る首なし馬
国内
未確認生物
- どんな話か
- 合戦や刃傷で首を落とされた馬が夜ごと現れると、市内の各所で語り継がれてきた怪異。
- 細部
- 首を失った馬が夜に走るという話は市内の複数の土地で語られている。梅の子の周辺では源平の戦いで馬の首が斬り落とされたためだとされ、祖母井城から続く小道では三代目の代の合戦が由来とされて、馬の走った跡が水路になったと言い添えられる。がき塚では馬が転んだ跡に地蔵が立ったといい、実川には馬を捨てた場所だから出るのだという説明がある。奥の城の城主が息子の通う先で馬の首を刎ね、息子まで手にかけたために現れるようになったという話では、村人が祠を建て、のちに久松定行が奥城八幡宮を建て直して鎮めたと語られ、それが現在の東山神社だとされる。有田児山城の軍勢が敗れた恨みから、両城を結ぶ縄手筋の一本道を毎夜首なし馬で攻め寄せるという伝えもある。
- 広まり方
- 1968年刊の『あゆみ―忽那諸島の民俗―』(森正史監修)、1974年の『伊予の民俗』野口光敏、同年の『あゆみ』三好清敏・西崎伸承、1984年刊の『愛媛県史』秋田忠俊の伝説記述に、それぞれ別の話として載る。
- 地域
- 愛媛県松山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ