くびきれうま
首切れ馬
国内
未確認生物
- どんな話か
- 強盗に首を刎ねられた寺の馬が大晦日に出没し、節分には三つ角を干菜を引いて走るという首切れ馬の伝承。
- 細部
- ある大晦日の晩、寺に押し入った強盗の一味が、けたたましく鳴いて暴れる飼い馬を静めようと首を刎ねてしまった。それから一年後の大晦日、首のない馬が目撃されるようになり、寺には凶事が続いたため、以後は元日の鶏の声を聞いてから餅をつく習わしになったという。また別の言い伝えでは、節分の夜に三つ角を首切れ馬が干菜のようなものを引きずって走り抜けるといい、これに飛びつくことができれば金持ちになれるとされる。着物の片袖を頭からかぶって覗き見ると、その姿を見届けられるとも語られている。
- 広まり方
- 1933年の『郷土研究上方』所収、崎美津子「阿波伝説怪談首切れ馬」のほか、1977年の『西郊民俗』所収、中岡之子「阿波北がたの昔話」に記録がある。
- 地域
- 徳島県美馬市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ