くびきれうま
首切れ馬
国内
未確認生物
- どんな話か
- 道普請で切り開かれた津乃峰山の道に六部の首切れ馬が出るといい、姫の愛馬を斬った若者の話も伝わる。
- 細部
- 那賀郡にある津乃峰山の麓を切り開いて道にしたところ、その切り口がまるで馬の首を切ったかのような形になったという。この道が水気を帯びる夜更けになると、六部を乗せた首切れ馬が現れるといい、昔六部の乗った馬を切ってしまった祟りであると伝えられている。また別の言い伝えでは、美しい姫が一人で暮らしながら一頭の駿馬をたいそう可愛がっていたが、姫に恋心を抱いていた若者が偏った思いのあまり、姫の愛馬の首を山刀で切り落としてしまう。するとその瞬間、暴風雨とともにあたりのすべてが消え去ったという。
- 広まり方
- 1922年の『土の鈴』所収、後藤捷一「首切れ馬の話」のほか、1933年の『郷土研究上方』所収、崎美津子「阿波伝説怪談首切れ馬」に記録がある。
- 地域
- 徳島県阿南市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ