おだわらのとびくるみうらよしおきのくび
小田原の飛び来る三浦義意の首
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 北条早雲に討たれた三浦義意の首が飛び、居神の松にかかって通行人へ災いをなしたという話。
- 細部
- 三浦の家を継いだ三浦荒次郎義意が北条早雲に攻められて討たれると、その首は居神さんと呼ばれる場所まで飛来したという。木の枝に懸かったままであったが、高徳の僧が祈りを捧げるとようやく落ちた。別の語りでは、十六世紀の初めに早雲が城下へ首を晒したところ、そこを通る者や目にした者に災いが及んだと伝える。誰が供養しても成仏せず、三年のあいだ目を見開いたままだったといい、居神神社の松に懸かって下を通る人を睨み殺したとも語られる。
- 広まり方
- 1996年の『常民文化研究』所収、石崎敬子「小田原市周辺の口承文芸」の二件の聞き書きによる。
- 地域
- 神奈川県小田原市
- 年代
- 戦国時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ