まつをきりつちをもちだしてたたられたこうしんづか
松を伐り土を持ち出して祟られた庚申塚
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 庚申塚の松を伐ったり土を取ったりした者が次々と病や死に見舞われたという渋谷の言い伝え。
- 細部
- 庚申塚にはもと二本の松があったが、火事で梢が焼けたため町会議員が片方を伐採したところ、まもなく流感にかかって亡くなった。塚の土を持ち出した地主の家でも三人が続けて死に、子どもが悪ふざけで塚から落ちて怪我をすることもあったという。別の家では工事のため塚の土に手をつけたところ子どもが肺炎から疫痢を患ったが、詫びて土を戻すと回復したと伝わる。
- 広まり方
- 尾島滿「渋谷の庚申橋」(『旅と伝説』1934年)にまとめられている。
- 地域
- 東京都渋谷区
- 年代
- 昭和初期
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ