こうしんさまとしゅっさんのちのいみ
庚申様と出産の血の忌み
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 庚申様は血、特に出産の血を嫌うとされ、庚申の日にできた子は八本の手を持つといわれ、お産のあった家は75日間庚申宿に近寄れなかった。
- 細部
- 庚申様は血を忌み嫌う神であるとされ、なかでも出産にまつわる血を特に嫌うと言い伝えられていた。庚申の日に身ごもってできた子供は、通常とは異なり八本もの手を持って生まれてくるとまで語られている。そのため、家でお産があった場合には厳しい忌みがかけられ、その家の人間は七十五日間、庚申様の宿へ立ち入ることを禁じられていたという。血の穢れと信仰の場との間に置かれた明確な線引きがうかがえる。
- 広まり方
- 1966年の『下野民俗』所収、大島暁雄「黒磯町板室本村における庚申講について」に記録がある。
- 地域
- 栃木県那須塩原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ