こうしんのばんのてつや
庚申の晩の徹夜
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 庚申の晩に眠ると魂が体から抜け出てしまうとされ、この地方では庚申様が魂の神とされていることから徹夜が守られた。
- 細部
- 一般に庚申の晩には、体内にいる三尸という虫が抜け出して天帝に人の悪事を告げに行くとされ、それを防ぐために寝ずに過ごすのだと言われている。しかしこの地方での言い伝えは少し形を変えている。庚申さんはこの土地ではタマシイをつかさどる神様とされており、庚申の晩に眠ってしまうとタマシイそのものが体から抜け出してしまうと考えられている。そのため、三尸の説とは異なる理由づけながらも、やはり庚申の晩は寝ずに夜を明かす徹夜が守られてきたのだという。
- 広まり方
- 1967年の『下野民俗』所収、大和久震平「農村における庚申講(そのII)」に記録がある。
- 地域
- 栃木県那珂川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ