しものせきのやまいをせおうこうしんさま
下関の病を背負う庚申様
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 流行り病が近隣に広がった際、村はずれに立つ庚申様が村人全員の病を引き受け、その重みで前方に倒れ込んだと伝わる。
- 細部
- 下関市のこの集落と隣り合う二つの村で、いっとき流行り病が広がったことがあった。そのとき、村はずれに祀られている庚申様が、村人ひとりひとりに代わって病を引き受けてくれたのだと伝えられている。しかも一人分ではなく、村人みなの病をまとめて一身に背負い込んだために、その重みに耐えられなかったのか、庚申様の像は前のめりに倒れ込んでしまったのだという。身代わりとなった庚申様の傾いた姿が、今もこの言い伝えの由来として語られている。
- 広まり方
- 1975年の『民俗採訪』所収、山口県豊浦郡豊田町旧豊田上村(現・下関市)における國學院大學民俗学研究会の聞き取り調査に記録がある。
- 地域
- 山口県下関市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ