こうしん
庚申
国内
未確認生物
- どんな話か
- 知夫村では鬼の姿をした庚申さんが伊勢参りの旅人を襲うふりをして盗賊から金を守ったと語られる。
- 細部
- 知夫村に伝わる庚申さんにまつわる話である。恐ろしい鬼のような姿をした庚申さんが、大金を懐に伊勢神宮を目指す旅人の前に現れ、有り金をすべて奪い取ってしまう。旅人にとっては災難のように見えるが、実はその道の先で本物の盗賊がその金を狙っていることを庚申さんは見抜いており、旅人を守るためにあえて金を取り上げたのだという。危険が去った後、庚申さんは奪った金をすべて旅人に返しており、恐ろしい姿とは裏腹に人を助ける存在として語られている。
- 広まり方
- 1964年刊行の雑誌『庚申』に窪徳忠が「隠岐に伝わる庚申の説話」として報告した話で、隠岐諸島に残る庚申信仰の聞き取り調査に基づく記録である。
- 地域
- 島根県知夫村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ