きたかたのいしになったさといも
喜多方の石になった里芋
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 里芋を分けてほしいと頼んだ弘法大師が石芋だと断られ、大師が去ると本当に石のように固くなったという話。
- 細部
- 諸国をめぐっていた弘法大師が、ある百姓家の前を通りかかったとき、煮えている里芋を少し分けてほしいと頼んだことがあった。ところがその家の者は、これは石のように固い芋だから食べられないと嘘をついて断ってしまう。大師が立ち去ったあと、あらためて芋を食べようとしてみると、本当に里芋は石のように固くなっており、とても口にできる状態ではなくなっていたという。そのうえ、家の周囲にはいつの間にか水が一面にあふれるようになっていたと伝えられている。人をもてなす心を欠いたことへの報いとして語られる話である。
- 広まり方
- 1967年の『福島県史 24 民俗2』所収、和田文夫による樹木に関する伝説の記録に見える。
- 地域
- 福島県喜多方市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ