ことしろぬしのかみ
言代主神
国内
未確認生物
- どんな話か
- 隠岐の島町では美保神社の御神体の大石が鶏を嫌うとされ、言代主神が朝帰りの際に舵を忘れ、足を櫂代わりにしてワニザメに食われたためという。
- 細部
- 隠岐の島町に伝わる話では、美保神社の御神体とされる大きな石には、鶏を忌み嫌う性質があるという。その由来は次のように語られている。かつて言代主神が、ある姫のもとへ夜な夜な通っていたところ、ある朝いつもより早く鶏が鳴いてしまったため、慌てて自分の乗る舟へ戻ろうとした。ところが急いでいたせいで舵を取り忘れてきてしまい、仕方なく自らの足を海に入れて舵の代わりとして漕ぎ進めていたところ、その足をワニザメに食いつかれてしまったのだという。この出来事がもとで、御神体は鶏の鳴き声を厭うようになったと伝えられている。
- 広まり方
- 1961年刊『民間伝承』に大森郁之助が隠岐郡都万村聞書(承前)として書き留めた話の一つで、美保神社の鶏をめぐる禁忌の由来として伝わる。
- 地域
- 島根県隠岐の島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ