みなみうおぬまのふくばいをまつことさま
南魚沼の福灰を待つコトサマ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 2月9日のコトマツリに主人がまく福灰を目当てにコトサマが厄神除けと屋敷取りに降りてくるという、南魚沼市の年中行事の伝承。
- 細部
- 南魚沼市では2月9日をコトマツリと呼び、この日の朝早く一家の主人が家の入口に灰をまく習わしがある。この灰は福灰と名付けられており、ただの厄除けにとどまらず、コトサマと呼ばれる存在を招き寄せる目印にもなっているという。コトサマは福灰の匂いや気配を頼りに空から舞い降りてきて、家に取りつこうとする厄神を追い払うとともに、その屋敷そのものを我がものとして受け持つ役割を果たすと信じられている。年中行事の中に、目に見えない来訪神への信仰が組み込まれている例である。
- 広まり方
- 『新潟県史 資料編22 民俗1』(1982年)第4編・大竹信雄による「コト八日」の項に記録がある。
- 地域
- 新潟県南魚沼市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ