こたけぶんがに
小鬼蟹
国内
未確認生物
- どんな話か
- 享禄4年の戦で家臣島村某が没した縁から尼崎の浦の小鬼蟹は島村蟹とも呼ばれ、甲に鬼面のような紋がある。
- 細部
- 享禄四年、摂津国で細川高国が三好方と干戈を交えた際、その家中にあった島村某という武士が命を落とした。以来、尼崎の浦で獲れる小さな蟹が、亡くなった家臣にちなんで島村蟹と俗に呼ばれるようになったという。この蟹は一、二寸ほどの丸みを帯びた甲を持ち、腹側に鬼の顔を思わせる模様が浮かんでいるのが特徴とされる。合戦で命を落とした武士の面影が甲羅の紋様に重ねられ、蟹自体が小鬼蟹の名でも呼ばれるようになったと伝えられている。
- 広まり方
- 『日本随筆大成第一期』1976年収録、大朏東華『斉諧俗談』に記録がある。
- 地域
- 兵庫県尼崎市
- 年代
- 戦国時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ