こたえむし
応虫
国内
未確認生物
- どんな話か
- 1703年5月、京都油小路二条上るの職人の息子が発熱後に腹の中の声と口論するようになり、医師が雷丸を服用させたところ蜥蜴に似た応虫を下し回復したという。
- 細部
- 1703年(元禄16年)の5月、京都は油小路二条上るに住んでいた職人の息子が高熱を出した。発熱から10日ほど経ったころ、腹の中からもう一つの声が聞こえるようになり、その声はことあるごとに息子本人と言い争いを始めるという奇妙な状態に陥ったという。困り果てた家族が医者に診せたところ、雷丸という薬を調合して飲ませることになった。腹の中の声は薬を大いに嫌がって抵抗を見せたが、なおも服用を続けさせて数日が過ぎると、ついに蜥蜴に似た姿で額に小さな角を持つ一匹の虫が体外へ下ってきた。この虫を親が退治してしまうと、息子を長らく苦しめていた病状もそのまま快方へ向かっていったと伝えられている。
- 広まり方
- 日本随筆大成第三期1978年収録、天野信景「塩尻拾遺」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ