こそだてゆうれい
子育て幽霊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 妊娠中に死んで土葬された女が幽霊となり毎晩飴を買いに現れ、跡をつけると墓の中で子が飴を食べて生きていたという。
- 細部
- 香川県高松市香川町東谷に伝わる、子育て幽霊の話である。昔、ある女がお腹に子を宿したまま、産むことがかなわずに亡くなってしまった。亡骸はそのまま土に葬られたが、じつは葬られた土の中で子は無事に生まれていたのだという。死んだはずの母親は幽霊となってこの世に現れ、夜な夜な十二時頃になると近くの飴屋を訪れては飴を買い求めていた。不審に思った店の者がその後をつけていくと、女の姿は墓場までたどり着いたところでふっとかき消えてしまった。驚いた人々が墓を掘り返してみると、土の中では買われた飴をしゃぶりながら、赤子が生きたまま眠っていたという。
- 広まり方
- 1976年の『香川の民俗』所収、谷原博信「香川町東谷の昔話(その一)」に記録がある。
- 地域
- 香川県高松市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ