いいだのさんしのたまよび
飯田の産死の魂呼び
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 身重のまま死んだ者には屋根で名を呼ぶ魂呼びを行い、それでも戻らなければ腹を割いて二仏として葬った。
- 細部
- 大平の地では、身ごもったまま息を引き取った場合、板屋銀次郎という者が招かれて屋根に上がり、亡くなった者の名を呼ばわって魂を呼び戻す作法をとった。それでも命が戻らないと分かると、猟師が山刀を手にして腹を裂き、胎内の子を取り出したという。母と子はそれぞれ別の仏として扱われ、二体そろえて葬られた。産死をめぐる処置が、呼び戻しの儀礼と遺体への手当ての二段構えで語られており、集落の中で役割を担う者がいたことも記録されている。
- 広まり方
- 1972年の『伊那』所収、水野都沚生「飯田市大平区で拾った民俗」に記録がある。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ