ころされたしゅげんじゃのかんむり
殺された修験者の冠
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 畦を崩した修験者を石で打ち殺した家に夜通し投石が続き、朝には冠が縁側に置かれていたという。
- 細部
- 塗り上げたばかりの畦を村の修験者が足駄で踏み崩したことに腹を立て、その家の者は石を投げつけて相手を殺し、近くの地に埋めてしまった。ところがその夜から家へ石が投げ込まれ続け、朝まで止まなかった。外を確かめても投げている者の姿はどこにもない。夜が明けると縁の上に、殺した修験者がかぶっていた冠が置かれていたという。家ではこれを祀ることにしたが、問題の田は水害に見舞われ、二度と田として使えなくなったと伝えられる。
- 広まり方
- 1970年の『東北民俗』に載る和田文夫「祟りの田の話(二)」に記されている。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ