ころものせき
衣ノ関
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 小野小町ゆかりの古松を元禄年中に伐採したところ、斧を取った者は即死し寺僧も狂死したという、衣ノ関跡の東禅寺に伝わる祟り話。
- 細部
東北本線の槻木と船岡のあいだ、白石川にかかる鉄橋の北のあたり、左岸を走る旧奥州街道の土手には、かつて一本の老松が立っていた。その北に望める東禅寺は、中世の衣ノ関の跡であるといわれ、山号を衣関山と称している。境内には、昔、小野小町が信仰していたという護持仏の堂もあったといい、手を触れたと伝わることから小野小町手掛松と呼ばれる古い松も残っていたという。ところがこの松が往来の邪魔になるという理由で、元禄年中(1688~1704)に伐り倒されることになった。
すると、斧を手にして伐採にあたった者はたちまちその場で命を落とし、寺の僧までもが正気を失って死んでしまったのだと伝えられている。由緒ある松を粗末に扱ったことへの報いとして語り継がれてきた祟り話である。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』伝説・屋敷・城館の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県柴田町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ