こんぱく
魂魄
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 辻の地蔵に供えられた油を盗んだ油売の魂が、死後に炎となって町の上を飛び回ったと語られる。
- 細部
- 志賀で油を商っていた者が、辻に立つ地蔵に供えられた油を盗み取っていたという。その報いか、男が世を去ったのちに魂魄は炎の姿となり、大津の八町のあたりを夜ごと飛び回ったと伝えられる。供物に手をつけた罪が死後まで尾を引き、鎮まらぬ火となって人目にさらされるという筋立てであり、盗みを戒める話として語り継がれてきたものである。油盗みが怪火の由来として語られる型の一例にあたる。
- 広まり方
- 1934年の『旅と伝説』に載る長尾豊「油盗み」が、『諸国里人談』の記述を引いて伝えている。
- 地域
- 滋賀県大津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ