こめとぎのばけもの
米とぎの化け物
国内
未確認生物
- どんな話か
- 橋の下から米をとぐ音とともに声が聞こえたという話で、正体は通行人を驚かしていた水番の人物だったと伝わる。
- 細部
- 高鍋町のある橋にまつわる話。ある夜、二人連れの女性が橋を渡りながら「昔はこの下に米とぎの化け物がいたらしい」と話していたところ、「今もいますよ、チンジョキジョキ」という声が返ってきて、二人は驚いて逃げ帰ったという。後にこの声の主は、田の水番をしていた人物で、鍬を打ちつけたり石垣をこすったりして音を立て、道行く人を脅かして楽しんでいたことが分かった。噂として語り継がれてきた化け物の正体が、身近な人間のいたずらだったという顛末が特徴の話である。
- 広まり方
- 1999年刊行の『宮崎県史 別編 民俗』所収、矢口裕康「民俗表現の形態」の音声表現の項に記録されている。
- 地域
- 宮崎県高鍋町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ