こめのばち
米の罰
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 元禄年間、錫鉱山の屋敷で飯を焦がしては埋めていた炊事婦が、埋めた飯を掘り返した途端に紫煙を浴びて失明したという祟り話である。
- 細部
- 大福山にあった大吹の錫鉱山を開発したのは高見但馬守という名の人物であったと伝わる。元禄年間、その屋敷に仕えていた炊事婦は炊いた飯をたびたび焦がしてしまい、叱られるのを恐れて焦げた飯を毎朝こっそり庭に埋めていた。数年が経ってから、その場所が気にかかって土を掘り返してみたところ、紫色の煙が三筋立ち上り、これを浴びた炊事婦はそのまま失明してしまったという。米を粗末にしたことへの罰が下ったのだと語られている。
- 広まり方
- 1992年刊『宮崎県史 資料編 民俗1』所収、藤本典昭「鉱山の伝承」に記録がある。
- 地域
- 宮崎県日之影町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ