こくうん
黒雲
国内
未確認生物
- どんな話か
- 治承4年に雷で焼けた八坂塔の跡を黒雲が7日間覆い、地面を掘ると聖徳太子の親書が入った箱が出土したという。
- 細部
- 治承四年、山城国東山にある法観禅寺の仏舎利塔、いわゆる八坂塔が雷によって焼失した。その跡地を黒雲がすっぽりと覆い、7日が経ってようやく雲は散っていったという。ある徳の高い上人の話によれば、昔祇園精舎が焼けた際にも、その跡を7日間にわたって白雲が覆ったことがあったという。この時、跡地を掘り返してみると聖徳太子の親書が納められた箱が出土したと伝えられる。かつて同様に掘り返した際には十一面観音の銅像が出土したこともあったという。
- 広まり方
- 2002年刊『伝承文学研究』所収、西山美香「室町幕府初期政権における法観寺八坂塔、利生塔の〈縁起〉としての聖徳太子・浄蔵説話」に記録がある。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ