こくじら
小鯨
国内
未確認生物
- どんな話か
- 寛文元年、生きたまま浜へ打ち上げられた鯨は佐渡の金銀山にとっての吉兆とされ、寄り鯨は恵みをもたらす存在と考えられていた。
- 細部
- 寛文元年、佐渡の浜に鯨が生きたまま打ち上げられるという出来事があった。当時、島の経済を支えていた金銀山にとって、この出来事は吉兆であると受けとめられたという。海から寄せられた鯨を単なる漂着物としてではなく、島に富をもたらす存在として位置づける考え方が背景にあり、寄り鯨そのものが恵みの象徴として扱われていたことがうかがえる。鯨の漂着を災いではなく祝福の徴と見る発想は、捕鯨や海の恵みに生活の一部を頼る沿岸地域に広くみられるもので、佐渡でも金山の繁栄と結びつけて特別な意味を与えられていた。
- 広まり方
- 『日本常民文化紀要』1999年掲載、松崎憲三「鯨鯢供養の地域的展開-捕鯨地域を中心に-」に記録がある。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ