こじきのはか
乞食の墓
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 行き倒れた人を葬った塚を崩して肥溜めにしたところ、その家が傾いたと語られる。
- 細部
- 泉区に伝わる話。路上で命を落とした旅の者を埋めた塚があった。ある家がその塚を取り払い、跡地に肥やしを溜める穴をこしらえたところ、以後その家の運が下り坂になったという。名も知れぬ死者を粗末に扱ったことへの報いとして家運の衰えが語られており、塚を動かしてはならないという戒めが背景にある。同じ土地には行き倒れを祀った咳の神様の話も伝わっており、路傍の死者をどう扱うかという主題が繰り返し語られてきたことがうかがえる。
- 広まり方
- 『昔話伝説研究』2000年掲載、高塚さよりの報告「横浜市泉区踊場の『猫の踊』譚」に併せて記録されている。
- 地域
- 神奈川県横浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ