ひじのこいちろうがみのかじとやまい
日出の小一郎神の火事と病
国内
未確認生物
- どんな話か
- 小一郎神は石を取ると火事を起こし、藪神としては病人を出す一方、屋敷では守護神として祀られる神である。
- 細部
- 小一郎神と呼ばれる存在は、祀られる土地によって性格が大きく異なって伝えられている。ある土地では、森の近くに暮らす石工の家で火元も強風もないのに火事が起こり、占ってもらったところ、石工が森の石を絶えず持ち出していたことに神が怒ったためだと判明した。神楽を奉じる約束をして楠を伐りながら約束を果たさず、後に火難に遭った者もいたという。また別の土地では藪に宿る神として祀られ、古い時代から祟りをなしては村人の間に病人が相次いだため、皆が恐れて近寄らなかったと伝わる。一方で別の家では屋敷の森に鎮まる守護神として、十一月の屋敷祭りの折に荒神などとともに丁重に祀られ、不浄なものを近づけることを固く忌んだという。
- 広まり方
- 1949年の『民間伝承』所収、佐藤悌「小一郎神について」に記録がある。
- 地域
- 大分県日出町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ