こい
鯉
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 若い女が押しかけ女房になり飯も食わずよく働くが、汁のだしの秘密を覗かれると鯉の姿になって庭の泉水に消えたという話。
- 細部
- ある男のもとへ、若い女が自分から女房にしてほしいと申し出てやってきたという。この女は飯も食べずに実によく働いたが、汁の味の決め手となるダシだけはどうしても教えようとしなかった。不審に思った男がある日こっそりとその仕込みの様子を覗き見ると、女はたちまち一匹の鯉の姿に変わり、庭にある泉水へ飛び込んでそのまま姿を消してしまったという。前出の「鮒」の話と共通する、見るなの禁を破ったために異類が去っていく型の昔話である。
- 広まり方
- 1941年の『旅と伝説』所収、武藤鐵城「羽後角館地方昔話集」に伝えられている話である。
- 地域
- 秋田県仙北市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ