こい
鯉
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 大坂方の武士の化身とされる不思議な輝きの鯉や、鱗ごとに金色の巴紋をもつ大鯉を葬った鯉塚の伝説が残る。
- 細部
- 昔、不思議な輝きを放つ一匹の鯉が獲れたことがあった。あまりに珍しいので、しばらく大切に飼っていたが、やがて死んでしまう。これを哀れんだある寺の住職が丁重に供養したところ、その夜、住職の夢に一人の武士が現れ、自分はかつて徳川方と戦って討ち死にした大坂方の者であり、あの鯉こそが自分の化身であったのだと告げたという。また、都島区の網島にある大長寺には鯉塚と呼ばれるものがあり、昔淀川で獲れた、鱗のひとつひとつに金色の巴紋がある大きな鯉を葬った場所だと伝えられている。
- 広まり方
- 1931年の『郷土研究上方』所収、陵宵舎主人「塚巡り(三)」、および1932年の『旅と伝説』所収、杉谷流翠「生き返った魚の話」に記録がある。
- 地域
- 大阪府大阪市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ