こい
鯉
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 壱岐地方で12月1日に行われた「渡り粥」の風習と、それにまつわる橋渡りや登山の禁忌を伝える一話。
- 細部
- 壱岐地方には旧暦12月1日の朝に特別な粥を炊く習わしがあった。「渡り粥」または「渡し粥」と称するこの粥は、家で口にするだけでなく神仏へも供えられた。粥を食べ終えるまでは、どれほど小さな橋であっても渡るのを禁じられており、これを破ると鯉が跳びついてくると恐れられた。同じ日は「魚の山越し」とも呼ばれ、山に入ると魚に腹を突き破られるとも語られ、水の生き物への畏れが年中行事に結びついている。
- 広まり方
- 1978年の『民間伝承』所収、野間吉夫「カワタレ餅」に記録がある。
- 地域
- 長崎県壱岐市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ