きよう
鬼妖
国内
未確認生物
- どんな話か
- 疱瘡になった幼子が知らないはずの土地の名を口にしながら次々と亡くなり、末子は許しを乞うて全快した。
- 細部
- 但馬国気多郡伊福村でのことという。三人いた幼い子供のうち、まず一人が疱瘡にかかった。本来なら聞き及ぶはずのない大熊という土地の名を口にしながら、その子は亡くなってしまう。続いてもう一人の子も同じように大熊へ行きたいと言い残して命を落とした。そして一番幼い子までもが同じ言葉を口にし始めたため、家の者たちはこれを怪しんで、この子を手にかけようとした。すると、どうか許してほしいという言葉が返ってきたという。その後、末の子は無事に快復したと伝えられている。
- 広まり方
- 1976年刊行の『日本随筆大成』第一期所収、多田義俊の随筆「南嶺子」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県豊岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ