すかがわのきつねつきといなりはらい
須賀川の狐憑きと稲荷祓い
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 埋平で語られた狐憑きと狸憑きの違いや症状、稲荷の札で祓う方法についての伝承。
- 細部
- 埋平では狐に憑かれる場合と狸に憑かれる場合が区別して語られていた。狐は利口で自ら離れる術を知っているのに対し、狸は愚かで離れられずに苦しみ続けるのだという。狐に取り憑かれると爪の間から体内に入り皮膚の下を動く様子が見え、朝起きると毛が抜け落ちている。伏見稲荷の掛け軸や巻物を掲げれば誤って出て行くこともあるが、赤い衣をまとったお稲荷様という祈禱師を呼んで追い出してもらうこともあった。狐は中途半端に賢い人を選んで憑くとされ、稲荷にいたずらをしたり狐にぶつかったりした者が憑かれやすいという。単にからかわれているだけの人もいるが、その場合は竹駒稲荷の札を掲げて謝ればよいとされた。
- 広まり方
- 1963年刊『宇津峯山麓の民俗』所収、東京女子大学史学科の調査記録「一六、祈願と呪願」に記録がある。
- 地域
- 福島県須賀川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ