おおつきのきつねつきをぎょうじゃがはらう
大月の狐憑きを行者が祓う
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 高熱でうなされた人が自ら狐が憑いたと口走ることを狐憑きと呼び、そうなったときは行者に拝んでもらって治した。
- 細部
- 急に高い熱を出してうなされ始めた者が、意識の朦朧とする中で自分自身の口から「狐が憑いた」と口走ることがあり、これを狐憑きと呼んでいた。周りの家族から見ても、いつもとは様子が違う異様な言動として映ったという。こうした状態になったときは、医者ではなくまず行者さんのもとへ知らせが走り、祈禱によって狐を落とし、もとの体に戻すという対処がとられていた。病そのものよりも、憑いた狐をどう祓うかが治療の中心に置かれていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1977年刊行の『上和田の民俗』所収、都留文科大学民俗学研究会の信仰に関する記録にある。
- 地域
- 山梨県大月市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ